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小林よしのり
2015.11.5 11:19政治

辻元清美議員はよく勉強している


辻元清美議員と対談して来た。

イーストプレスから本が出るらしい。

 

辻元議員についてはネットの中であまりにも多くのデマが

飛び交っていて、そのデマをネトウヨだけでなく、一般人も、

さらになんと政治家や官僚も信じ込んでる始末なのだ。

「過激派の内縁の夫がいる」なんて言うのはその典型らしい。

デマの数々を聞くと、それはもうデマを放置しておくべき

ではないと思ったので、デマの反証ページを作るべきだと

進言した。

 

辻元氏は本当に勉強する国会議員だ。

わしと対談するとなれば、わしの発言をあらゆるメディア

から調べたようで、どこでそんな発言をしたかと分からぬ

ものまで調べている。

 

安保法制についてもよほど勉強したのだろう。

首相に質問するときの辻元議員の姿は気迫に満ちていた。

 

自称保守派やネトウヨどもは辻元議員を馬鹿にするが、

かつて馬鹿にしていたわしが彼女と話すうちに、すでに

相当なレベルまで成長していることを感じるし、今日も

2時間以上、話したが、護憲か改憲かを巡っては徹底的に

意見を戦わせた。

憲法に関しては全く合わないが、その他の論点では、かなり

合意できる。

 

少なくとも、最近の国会議員の圧倒的多数は、全く勉強を

していない。

ネットの中の情報を信じ込んでいるレベルで、カスだらけ

である。

辻元議員は勉強している。これは確実なことだ。

これで改憲派だったら、わしは首相に推したいくらいだ。

だが例え護憲派でも、わしは辻元議員には注目していきたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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